動物・生物

猿(サル、さる)の夢の意味とシンボル

意味とシンボル意地悪 盗み 離別 散財 詐欺 模倣 未熟さ ズルさ 好色 移気 貪欲 憂鬱 自惚れ

猿の夢占い

猿は、意地悪、盗み、離別、散財、詐欺、模倣、未熟さ、ズルさを象徴します。

夢占いで猿が出てくるのはよくありません。夢の中での猿は離別、散財の意味があり、詐欺にもかかりやすいので要注意です。雌猿の夢だと、いっそう損害が大きくなります。

また夢の中の猿は、人間に似ていて、しかも非なるところから、模倣や未熟さ、ズルさのシンボルとなっており、ズルい人間と関わりあいになったり相手を買いかぶっていることを告げます。

古今東西の猿のシンボルと意味と解釈

古代エジプト、古代インド、古代オリエントでは、猿は聖獣として畏敬の念を持たれていました。

また、中国でも猿は尊敬を集める存在でした。中国では猿は孫悟空として活躍しています。

しかし古代オリエントからヨーロッパに伝搬するうちに猿の意味は変化し、猿は人間の動物的本能を示すこととなりました。

キリスト教では、猿は人間の虚栄心、不貞などネガティブに扱われています。

鎖に繋がれた猿は、「罪を犯して捕らえられた人間」を象徴しますが、罪や悪魔に他する勝利を意味することもあります。

古代メキシコでは、猿は暦に登場するシンボルとなっており、舞踏の神とされました。「猿の日」に生まれた人物は曲芸師、道化、ダンサー、歌手になると言われました。

深層心理学では、夢に猿が現れるのは、みずからの役割に対する不安や疑念のしるしと解釈され、一方では羞恥心の欠如を示すシンボルとされます。

また、同じユング派の解釈では、夢に登場する猿はいかなる種類であれ、人間に似ているが人間ではない存在、すなわち人間の段階に到達したいと願っている存在を表しているとされます。

E・エップリ「夢とその解釈」では、猿を夢に見た人は、軽蔑すべき状態からより高次の段階へ至る可能性へ近づきつつあると述べています。

目と耳と口をそれぞれ塞いだ猿の像、いわゆる「三猿」は「何もみず、聞かず、言わないのが最善」という意味だと解釈がありますが、これは誤りで、「悪いことは見るな、聞くな、言うな」の意味とされます。

そのため、夢の中で「三猿」を見ることは、あなたに「悪事には関わるな」とアドバイスをしていることになります。

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