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蟹(カニ、かに)の夢の意味とシンボル

意味とシンボル短期的な攻撃性 混沌への退行 退化 粗野 死 再生 海 用心 防衛心 母性 予知 月 拒否的態度 性的な問題

蟹の夢占い

蟹は、短期的な攻撃性、退化、再生、月、用心などを象徴します。

夢占いの蟹は、人を寄せ付けないこと、拒否的な態度、性的問題、何らかの問題を避けていることなどあまり良い意味ではありません。

蟹は月夜に動き回ることから月との関連が深い存在であり、月の持つ二面性や不安定さを象徴します。女性的な力の象徴であり、同時に用心深さ、防衛心、母性のシンボルでもあります。そのため、単に蟹を見たときは用心して自分を護る必要があることを告げます。

心理学では、夢の中に自己が色々な動物の形で現れますが、蟹もその一つだとされます。

以下は、蟹に関する夢占いの具体的な解釈です。

  • 蟹のハサミに挟まれる夢は、その人が取り憑かれていること、特に性的なことから逃れたいと思いながら逃げられないことを暗示します。
  • 夢の中で蟹が現れることは、嫌なセックスを表します。
  • 蟹を食べる夢は、病気にかかる前触れとされます。

蟹のシンボル、意味と伝説

蟹とザリガニは、伝統的なシンボル表現や古い民間伝承では実際上あまり区別されません。これらの甲殻類は、その独特な動きのゆえにしばしば不幸をもたらす存在と考えられてきました。

また雨乞いの儀式に使われることもありました。

キリスト教のシンボル表現では、脱皮をすることから「生まれ変わり」や墓中からの復活のしるしとされます。また、水に棲む生物であるため大洪水の象徴でもあります。

古代ギリシア・ローマでは蟹はの敵とみなされ、太陽が巨蟹宮に入っただけで蛇は痛みを覚えるとされました。

巨蟹宮は黄道十二宮の4番目の宮で、太陽は6月22日から7月22日にかけてここを通過し、巨蟹宮は「水」の宮で「女性的」とされます。

占星術ではこの宮を、受胎、牢獄、洗礼、再生、意識の覚醒、内向性と結び付けています。

ギリシアの星座伝説によれば、ヘラクレスがレルネに潜む9つの頭をもつ蛇の怪物ヒュドラと戦った時、女神ヘラに遣わされたザリガニがヘラクレスの踵をはさみ、戦いの邪魔をしました。このザリガニは結局ヘラクレスに踏み潰されてしまいますが、ヘラはその決死の勇気を認め、かに座として星の仲間入りをさせました。

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