ワニ

ワニ（鰐、わに）の夢の意味とシンボル

ワニの夢占い

ワニは、凶暴、偽善、危険、地獄のシンボルです。

夢占いでのワニは、私たちが本能的な衝動のままに行動したときに待ち構えている罠や危険を象徴しています。

また、残忍で凶暴な人物を表します。

深層心理学者E・エップリの「夢とその解釈」によると、ワニは不気味な存在であり、また容赦無く人間に噛みつき、人間を飲むこむ生物です。そのため、我々の内面的なエネルギー（集合的無意識の深層）に存在する、重苦しく邪悪な生の態度を表すネガティブなシンボルとされます。

世界各国のワニのシンボルと意味

エジプト象形文字では、ワニは「凶暴」「悪」「専制政治」を表します。

ワニは、古代オリエントでは大食と偽善の象徴でした。

一般的に見て、ワニは図画像上ドラゴンに匹敵し、罪深さと邪悪の象徴となります。そのことから中世では地獄の深淵も時々ワニの口の形で描かれました。

ワニは獲物を食べた後に涙をこぼすと言われることから「偽善」の象徴であり、「虚偽」「暴政」「感謝」「悲嘆」のシンボルでもあります。

中世の寓話集では、ワニはネガティブなシンボルとして捉えられています。

コロンブス以前の中米では、ワニは２０日を１周期とする暦の最初の日をあらわすしるしとされ、豊穣と富と結びつけられていました。占いを執り行う祭司館は、このしるしが子宝、幸運、権力をもたらすものと考えられていました。