家の夢の意味とシンボル
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家の夢占い
家は、肉体、家族、安全、財産のシンボルです。
夢占いでの家は、肉体や家族のシンボルとされます。古代アラビアの夢占いでは、夢に現れる家はその人の暮らしぶりや財産を表すとされました。
現代の夢占いでも大きな家に引っ越したり、家を立てたり買うことは裕福になることを示します。
逆に、家が倒壊するのは財産を失うことを暗示し、家を売るのは死の前兆、家を立て直すのは再婚の暗示とされます。
以下のリストは家に関する具合的な夢占いの解釈です。
- 壊れた家の夢は、健康運が低下していることを暗示します。壊れた場所が問題のある部分を示します。
- 家を立てたり家を買う夢は、昇給や結婚を告げています。開運と財運の兆しです。
- 家が火事になる夢は、家族間でのトラブル、遺産相続の争いなどの前兆とされます。
- 家の屋根から日が昇る夢は、幸運の訪れを知らせる吉夢とされます。似た夢で、家の中に差し込む日差しの夢も吉夢とされます。
- 家の堀を改造する夢は、運勢が好転する知らせで、損害を受けずにすみます。
- 家の屋根に昇る夢は、良いことがある知らせです、ただし落ちる場合は悪いことがあります。
- 家を掃除する夢は、思わぬ来訪者が訪れる知らせとされます。
なぜ家が肉体や家族のシンボルとされるのか?
狩猟遊牧生活が終わって以来、家は人類の生活の中心を表すシンボルとなりました。
家の最古の例として知られるのはパレスチナのエリコ、トルコのアナトリア高原にあるチャタル・ヒュユクで発掘された住居群で、これらの家は紀元前6500年頃に建てられました。これは、牧畜や農耕が発達するよりも以前です。
このように古くから存在する家は、文明の進歩が具体的な形をとって現れる場であり、宇宙に永続的な居場所を見出した「人間自身」のシンボルとなりました。
これが夢占いで、夢の中の家が人間自身を象徴したり、家族のシンボルとされる由縁でしょう。
ちなみにドイツ語では、「家」という語はしばしば「人」や「素性」「家系」の意味で用いられます。
さらに、ユング派の深層心理学では、夢に現れる家を重要なシンボルと見ており、夢の中の家は、自分自身を表していると考えています。夢の家の中で起きていることは、自分自身の中で起きていることと考えるのです。
また、フロイトの心理学では、性的な観点あるいは<産む性>の観点から、家を女性や母と結びつけています。